はじめまして。興栄燃料(株)の石川です。私どもの会社は、石油製品(ガソリンスタンド,LPガス等)のエネルギー販売を通じ、長年地元千葉でお客様に支えられてきました。
そして、新エネルギーとして、2007年よりこの太陽光発電の取扱いをしております。この間、太陽光発電の販売をしてきて、たくさんのご相談を承ってきました。
「たまたま訪ねてきた訪問業者に話しを聞いて契約したけど、これって本当に安いの?」「他社で設置したけど、聞いていたような効果が出ないんだけど…。」などなど。
太陽光発電を理解されないで購入されているケースが実に多い!ということがわかってきました。
このような経緯から、本当にいろいろな業者がいて、いろいろな誘いがあって...そのような誘いに耳を傾ける前に知っていただきたいと思い、太陽光発電導入で「失敗しない10のポイント」を作成いたしました。
参考になれば幸いです。
太陽電池は、決められたサイズのパネルをパズルのように組み合わせて設置します。三角形の屋根より四角形の屋根の方が、効率よく載せられます。複数面に設置すると、どうしても一面に設置した時に比べると価格は割高となります。
また、屋根材ですが、瓦屋根は、スレート屋根に比べ架台の部材が割高で、また施工方法も手間が増え割高となります。よく販売業者のチラシ広告・webサイトに、3kw○○円~ と記載
されていますが、ほとんどの場合、一面設置でスレート屋根の場合の参考価格となっていますので、ご注意を!。
築年数が経ったお家に太陽光発電システムを設置する場合、屋根塗装や、場合によっては野地の補強・屋根の葺き替えが必要な場合があります。一度パネルを設置してしまうと、20年~30年の間は屋根塗装や屋根の補修は難しくなります。
現地調査時にきちんと屋根の状態を見てもらい、万全の状態で太陽光パネルを設置した方が、後々の雨漏り等の心配もなくなります。
※スレート屋根の場合、材質や環境によっては異なりますが、8年くらい
経っていれれば、太陽光設置前に一度、塗装しておいた方が安心かと思います。
太陽光パネルに影があたると、当然、発電量が下がります。一日中、影ができるような場所にはお勧めできません。また、皆様は影ができているパネルだけが発電量が低下すると思って
いませんか?
メーカーによって異なりますが、例えばパネルを30枚載せたとして、10枚を1系統として、計3系統とした場合、1系統のうちの2枚が影になったとしても、太陽電池は直列に接続されている為、2枚分の電圧の低下が残りの8枚にも影響を与え、その1系統はかなり発電量が下がってしまいます。
影が出来るのが、冬至の時期の朝方または夕方近くだけというのなら、ほとんど影響は出ないと思いますが・・・。影の説明まで、きちんとしてくれる業者を選びましょう。
(4)の影の問題にも繋がりますが、周囲に林があり、屋根の上にたくさん落ち葉が張りついてるような屋根の場合は、設置を避けた方が良いでしょう。発電量の低下はもちろんのこと、太陽光パネルを設置する架台に落ち葉が溜まり、そこから雨漏りをおこすケースもあるようです。
また、鳥の糞は、一度の雨ではなかなか落ちないケースが多いです。周辺に鳥が集まる環境があり、屋根の上に鳥の糞がよくついている場合も、設置を避けた方が良いでしょう。
太陽光発電を設置すれば、停電しても日中に晴れていればいつもと同じように電気を使えると思っている方もいらっしゃるかもしれません。
実は、少し違います。停電になると、太陽光発電システムは自立コンセント(パワーコンディショナに内臓されていたり、モニター近くにコンセントを設けていたりします。)から、最大で1500ワットまでの電力を使用する事はできます。
もちろん、日射量が少なく1500ワット発電していない場合は、その発電量に応じた電力しか使用できません。あくまで非常時用の電源となります。
ただ、先日の大震災では、この自立運転機能でTVから情報を得たり、携帯電話の充電、電気ポットでお湯を沸かせたり等々、設置していて良かったという声をメーカーに寄せて頂いたり、報道でも見たり、聞いたりしました。
太陽光発電を導入すれば、地球環境に貢献でき、節電にもなり、確かに光熱費も削減されます。しかし、太陽光発電の初期投資額を早期に回収するとなると、話は別です。屋根の向き・角度・家族構成・生活パターン....等々、全てのご家庭で違うと思います。
その地区の予測発電量だけでは、どれ位メリットが出るかわかりません。月々の光熱費や電気の使用時間帯の割合等、詳しく反映されたシミュレーションを参考にしましょう。
歴史の浅い会社、また太陽光発電及びオール電化販売だけの業者には注意が必要です。
というのは、今、太陽光発電はブームといえます。このブームが落ち着いたり、競合他社が増えていくと、訪販業者等は、すぐに撤退してしまう可能性があります。太陽光発電の実績はもちろんですが、その他に、会社としての歴史・実績まで見た方が良いでしょう。
「キャンペーン中の為、今、契約すれば特別価格にします!」と言って、お客様にじっくり検討する時間を与えない会社は、お客様のことを全く考えていない業者だと思います。
車1台と同じくらいの高価な買い物です。じっくりと検討してから、契約しましょう!
大抵の場合、そういった業者の特別価格というのは、決して特別価格でないことの方が多いようです。
安価な海外メーカー等が出てきたことは、お客様の選択肢が広がったということで良い事だと思います。長期保証を宣伝文句に少しずつ、国内シェアも伸ばしているようです。
しかし、多くの海外メーカーは、国内にアフターフォローの拠点が少なく、それこそ日本に市場がなくなればすぐに撤退するでしょうし、創業して数年の、太陽光発電で起こした会社が果たして、数年後も会社として存続しているかもわかりません。
歴史のある、国内メーカーを選択された方が賢明だと思います。また、各メーカーにはそれぞれ特徴があります。発電量重視のメーカー,コストと総合力重視のメーカー等々、お客様のご家庭にあった
メーカー選びをすることが何よりも大事だと思います。
自社が扱っているメーカー以外の他メーカーの誹謗中傷しかしない業者の言葉に惑わされない為にも、ご自分で調べてみることもお勧めします。
訪販業者やインターネットを中心に、県外からの業者が多数、ここ千葉にも営業をかけてきています。
しかし、設置後のフォロー等考えると、売りっ放しにされない為にも、地元の業者を選んだ方が良いでしょう。
最後に、太陽光発電の導入に失敗しない為に、私どもの会社では、お客様と一緒に、お客様に合った太陽光発電システムを考えたいと思っています。「お客様の声」もたくさんいただいております。
資料請求・ご相談は下記よりお問合せ下さい。